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親が高齢なので火の始末が心配。
安全な機器の紹介、電化プラン
火災による死者の約半数は60歳以上の高齢者が占めています。安全対策としては「火災の予防」「発見・消火」「避難」の3点から行うことが必要です。
「火災の予防」
ガスコンロの消し忘れや石油ストーブによるものが多く、消し忘れ防止として、温度管理センター付ガステーブルや電気によるIHコンロ、暖房においてもガスファンヒーターやエアコン、床暖房など、直火を使用しないもの、内装仕上げについても万が一に備え有毒ガス放出の少ない不燃材や難熱材を壁、天井に使用したり防災加工のカーテンやカーペットの使用も有効です。
「火災の発見・消火」
高齢になると臭覚が低下し、ガス漏れや煙の臭いにも気付きにくくなるのでガス漏れ感知器や火災報知機の設置、緊急通報システムとの連動も普及しつつあります。消火には粉末消火器がもっとも普及されていますが、とっさの場合に高齢者が使用することは困難と思われるので自動消火装置の設置が望ましい。
「避難」
万一の場合の避難については二方向に避難路を確保することが、必要です。また、高齢者の避難には体力的な限界もあり、日頃よりの隣近所との交流もいざというときの助けとなり大切です。
エアコンやストーブに頼らない暖房システムはありますか?
?温水式床暖房システム(各メーカーのシステム有り)
?電気ヒーター式システム
?OMソーラー式低温床暖房システム
長所 ・ランニングコストが少ない
・暖房対象空間内でのヒートショックが無い
・床の表面温度の差が場所によっても少ない
短所 ・日照りが取れない日の夜間や翌朝には、補助暖房が必要になる場合がある
・OMシステム設置のイニシャルコストが他の設備よりかかる